第3位:カミツキガメ

甲羅のゴツゴツとしたフォルム、異様に発達したアゴ――もし川沿いや池の近くでこの生き物に出会ったら、思わず息を呑むことでしょう。カミツキガメは北米原産ですが、今や日本の都市周辺の河川や沼地でも姿を見る“噛みつき怪獣”です。一見するとのろまで古代的なルックスに油断しがちですが、実は攻撃性と危険性が段違い。特に甲羅の大きな個体は、強化ガラスも傷つけかねないほどのアゴの力を持っています。
基本的におとなしい性格ですが、捕まえようとしたり、驚かせたりすると、突如猛烈なスピードとパワーでガブリ。実際、カミツキガメによる噛みつき被害は報告されており、人の指に重傷を負わせることもあります。その顎の威力は、厚めの手袋でも貫通するほど。陸に上げたときには特に攻撃的になり、咬みつきや鋭い爪によるケガも懸念されます。

さらに意外なのは、このカミツキガメが都市部にも出没すること。流通網やペットとしての持ち込みが原因で、関東や東海などの住宅地近くの水辺で発見例が相次いでいます。見た目のインパクトだけではなく、日本の淡水カメや魚類、両生類など在来生物を食べてしまうことで、生態系にも大きな悪影響を与えているのです。日本では「特定外来生物」として法的な規制もあるため、見かけても絶対に自分で捕まえようとせず、自治体などに連絡することが大切です。
ユニークで恐竜のようなビジュアルの裏に、油断も常識も通じない生きた危険。本物の“水辺の怪獣”に遭遇したとき、その場から逃げる勇気を持ちましょう。
