第7位:フレーザー島

オーストラリア東海岸に浮かぶフレーザー島(正式名称:K’gari)は、世界最大の砂の島として知られる絶景の秘境です。長さ120kmにもおよぶ真っ白な砂浜と、100以上点在する美しい淡水湖、熱帯雨林と砂丘が共存する神秘的な景観は、世界遺産にも登録されています。一見、楽園そのもののように感じられますが、フレーザー島の本当の顔は“危険のデパート”。海にも陸にも数々のリスクが隠れています。
まずビーチを見渡すと、ほとんどのエリアで遊泳が禁止に。理由はサメや猛毒のクラゲ、ワニなど危険生物の宝庫だからです。特に海中には毒性の強いクラゲが現れることがあり、不用意に入水するのは極めて危険。加えてサメも頻繁に目撃されています。

しかし、脅威は海だけでは終わりません。ビーチそのものが巨大な“ハイウェイ”となっており、車両が砂浜を疾走するため、うっかり立ち止まっていると接触事故のリスクも。さらに内陸部では、野生のディンゴ(野犬)が生息しており、エサをねだって人に近づくものの、ときに襲撃事件も発生しています。
さらに、フレーザー島は強力な離岸流(リップカレント)や不安定な潮流が発生しやすい地形で、これによる事故も後を絶ちません。目の前に広がる絶景のビーチに飛び込みたくなる気持ちはわかりますが、自然の脅威がいくつも重なるこの島では、サバイバル感覚が必要です。
世界でも有数の美しさを誇る“楽園”と、そこに潜む野生と自然の恐ろしさ。そのギャップこそが、フレーザー島の最大の魅力といえるでしょう。
