第8位:COROT-7b(岩が溶ける惑星)

「溶ける大地」——そんなフィクションのような言葉が現実となる惑星が、地球から約489光年先のユニコーン座に存在します。その名はCoRoT-7b。人類が発見した惑星の中でも、ひときわ奇妙で過酷な“溶岩惑星”です。この惑星は2009年、宇宙望遠鏡「CoRoT(コロット)」によって発見されました。地球に似た岩石型の惑星ですが、その住み心地はまるで“地獄絵図”と言っても過言ではありません。
まず目を引くのは、その凄まじい表面温度。主星のすぐ近くを軌道しており、惑星の昼側の温度は2,000℃を超えると推定されています。この猛烈な熱のため、大地はたちまち溶け出し、惑星表面には広大な「溶岩の海」が広がっていると考えられています。ただでさえ想像を絶する景色ですが、さらにこの灼熱地獄では空から熱い岩石の粒が“雨”のように降り注ぐ可能性すらあるのです。

そんなCoRoT-7bは地球型惑星としては非常に珍しい存在であり、その極端な環境は人類のみならず、あらゆる地球生命が到底生き残れない世界です。しかも、恒星との距離が近いため、夜側は一転して氷点下と、昼夜の温度差も極端。まさしく「美しくも奇妙」な宇宙のリアルな一断面。想像を飛び越えた“未知の物理現象”が日常的に起きているかもしれません。
もしCoRoT-7bの溶岩の海岸線に立ったら、そこは地球の常識が一切通用しない未知の世界。知れば知るほど、宇宙には信じがたい景色が実在することを感じずにはいられません。
