【衝撃】宇宙に実在する恐ろしい惑星10選

第7位:WASP-12b(闇に飲まれる黒の惑星)

Visual by ロザニカ, via midjourney

「光すら逃げ出す…宇宙一“黒い”死の惑星」として知られるWASP-12bは、やまねこ座方向、地球から約1400光年の彼方に浮かぶガス惑星です。この惑星の最大の謎は、その“色”。なんと、主星から届く光のほとんどを吸い込んでしまい、反射するのはわずか6.4%ほど。まるで宇宙の闇と溶け合うかのような黒さで、アスファルトに匹敵するほど暗いと言われています。星に照らされてもほぼ光り返さないため、近づいてもその姿はほとんど見えません。これは、WASP-12bの大気が特異な構造を持ち、反射ではなく熱としてエネルギーを急速に取り込む仕組みを備えているためと考えられています。

Visual by ロザニカ, via midjourney

しかし、この謎めいた黒さだけでは終わりません。WASP-12bは恒星のきわめて近くを回っており、表面温度は灼熱。恒星の引力により星自体がラグビーボールのようにゆがみ、大気は主星に流れ込みつつあります。じつは、WASP-12bは今まさに、その存在ごと恒星に“食べられ”つつある運命なのです。力尽きるまでに残された時間は数千万年とも言われ、その終焉は迫っています。

ブラックホールのように光すら飲み込むかのごとき存在感と、自らの大気を恒星に奪われ消滅へと向かう切なさ——夜空の彼方、そこには「触れることさえ許されない死の漆黒」が、静かに消えゆく運命を受け入れているのです。